がん治療中は体力や筋力が低下しやすく、日常動作が不安になる方も少なくありません。特に「立ち上がる力」を維持することは、転倒予防や生活の質の維持にとても重要になります。
今回は、太ももの筋肉を効率よく鍛えられる「椅子スクワット」をご紹介します。科学的にも、椅子スクワットは下肢筋力の強化や転倒予防に効果的であることが証明されています。




【 方 法 】
① 椅子に浅く座り、足を肩幅に開きます。
② 両手を前に出し、ゆっくりと立ち上がります。
③ 立ち上がったら、ゆっくりと座ります。
これを「10回1セット」とし、体調や体力に合わせて1~3セット行いましょう。最初は無理せず、できる回数から始めてください。呼吸を止めず、痛みや強い疲労を感じたらすぐに中止しましょう。継続することで、動作の安定や自信につながります。
協力リハビリテーションを通じて健康幸福寿命の環を広げる街創りをする株式会社リハライフサポート
専務取締役 理学療法士/澤村亮